管理番号 | 新品 :15747570 | 発売日 | 2024/12/08 | 定価 | 11,000円 | 型番 | 15747570 | ||
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御存知!Renaissance 中期の大傑作 4th「Scheherazade & Other Stories」 Audio Fidelity社 SACD仕様限定盤 輸入盤未開封新品でございます。
Audio Fidelity社は現在主流のフラットマスタリング方式の先駆者、音質に定評がございます。アナログ感のある高音質で知られますが、オリジナルに即した内容がミソでございます。
そもそもアナログ盤にせよ、CDにせよ、ハイレゾにせよ、SACDにせよ、マスターテープの再現が一番重要でございます。
現在ではオーディオファンから「アナログ盤が一番上手くマスターテープの再現を行っていたのではないか?」との指摘があり、嘗ての名マスタリング・エンジニア故George Marino等が手掛けた過去のアナログ盤が
高値で取引される昨今でございます。
但し、こちらにはスクラッチノイズはございませんが........................................
内容は言わずもがな。ラインアップは全盛期、故Michael Dunford(G、Vo)、Annie Haslam(Vo)、故John Tout(Key、Vo)、Terence Sullivan(Ds、Per、Vo)、John Camp(B、Bass Pedal、Vo、一曲のみLead Vo)となります。
David Hitchcock(Caravan等を手掛ける)とバンド自身のプロデュース。Tony Coxによるオーケストラ・アレンジ、1975年5月かの”Abbey Road Studios”での制作となります。
ロック音楽という土台の上に室内楽・交響楽系クラッシック、ジャズ、フォーク/トラッド、大衆音楽系の要素を融合/構築した感のある音楽性でございますが、今作ではよりクラシック的な構築性を重視した感がございます。
大傑作2nd”Ashes Are Burning”で”Classical Rock”という音楽スタイルを確立、
かのMiles Copeland(かのThe PoliceのStewart Copelandの実兄でマネージメントを手掛ける)の設立した”BTM”に移籍し制作した”Turn Of The Card”がアメリカで好評、アメリカでの活動の基礎を築いたRenaissance。
母国英国ではパンク/ニューウェイヴの鼓動が聴かれ、HR系やプログレッシヴ・ロック系は”Old Wave”と追いやられつつある時代ではございましたが、バンドの活動基盤は米国。
そういった音楽性を受け入れる大きな環境があり、更には商業的実績も積んだ事もあり、以前からある長編楽曲主義的な音楽性をここにて強調した作品制作を行った感がございます。
但し、旧A面はバンド形式の制作、旧B面はオーケストラ付帯の長尺曲と分けたものとなっており、Miles Copelandの商業的要望を組んだものの感がございます。
作曲はDunford/Tout/Campそれぞれを中心とし、よりメロディ重視の感がございます。以前同様Annie Haslamの美声を生かした音楽性でございますが、鍵はJohn Toutでございます。
演奏を含めアカデミックな感覚があり、作曲に名を連ねてはいない楽曲であれどその理路整然とした感覚が感じられる感があり、バンドでのアレンジとは言えど中心的な役割を果たしていたのでは?との感がございます。
とりわけ旧B面の長尺曲ではそのアカデミック感が色濃いものとなっております。但し、メロディ重視という事があり、その難解さが非常に薄い事がミソでございます。
またアカデミック系ピアニストには特に絶大な支持があるChopinやBill Evans等の影響を垣間見る所も興味深いものでございます。
またかの”Caravan”を手掛けたDavid Hitchcockという事もあり、長編曲の(譜面時を含む)編集に相当尽力した感もございます.......................................................
今作の出来に強い手応えを感じつつ、今作リリース前にツアーを開始。かのカーネギーホールでの(ラジオ放送向け収録の為の)オーケストラ付帯特別公演も決まり、正に順風満帆。
(”Chicago”のメンバー曰くの)「(電子系含め)増幅系楽器には向かない」かのカーネギーホールではございますが、このRenaissanceはロック音楽とは言えど声楽家含む特異な音楽性のバンド。
運命の”カーネギーホール公演”へ赴く事となります.....................................................
かの”Abbey Road Studios”で(オーケストラ付帯も絡む)という事もあり非常に録音の良い録音で知られた作品でございますが、オリジナル・マスターテープは紛失という憂き目に遭っており、そこが嘆かわしい限りでございますが、
そもそものリマスター化の際には非常に状態の良いコピーマスターを選択している事がミソ。
またこのSACD化に関してもそれに沿ったものとなっており、アメリカリリース時のマスターテープを使用している模様(そもそも米国が活動基盤だった訳でございますし.......そもそもこれが現行の基マスターの感も.........)でございます。
音響の自然さ、非常に優秀なアナログ録音でオーケストラ付帯の特徴を上手く生かした感のあるもの、という所がAudio Fidelity社の音源選択にある感がございます................................
今作の鍵となるJohn Toutのピアノの鳴りも見事なものでございます.........................................................
SACD化マスタリング・エンジニアはかのKevin Grey。グラミー受賞作含め数々の歴史的名盤に携わった名エンジニアでございます............................................................
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。