佐久間勉 海軍大尉 一行書 修己以敬克持其身 【印刷】 箱入 第六潜水艇 沈勇 佐久間艇長遺言 福井出身

◆作者：佐久間勉◆作品：八字一行書◆材質：印刷◆款記：「元旦試毫 佐久間勉」◆内容：「脩己以敬克持其身」◆寸法：本紙111.0×28.2cm 総丈189.5×40.2cm◆付属品：無地箱(桐箱)◆状態：わずかにシミ汚れ箇所あり。
【佐久間勉(さくま・つとむ)】明治12年〜明治43年(1879−1910)滋賀県三方郡北前川村(現・福井県三方上中郡若狭町)の神職・佐久間可盛の次男に生まれる。明治34年(1901)海軍兵学校を卒業(29期、同期に米内光政・高橋三吉・藤田尚徳)。日露戦争では巡洋艦「笠置」乗組、日本海海戦などに参加。第一艦隊参謀・駆逐艦「春風」艦長などを歴任し、明治41年、第六潜水艇(明治39年、大日本帝国海軍が建造した初の潜水艇)の第2代艇長に任じられる。明治43年4月15日、広島湾でのガソリン潜航実験の訓練中に浸水により沈没、乗員14名全員が殉職した。海底より引き上げられた艇内から、わずかなあかりのもとで沈着に手帳に書かれた事故の分析や部下の死を謝罪する遺言が発見され「佐久間大尉の遺書」として出版、修身の教科書に掲載された。
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