管理番号 | 新品 :42009181 | 発売日 | 2024/11/29 | 定価 | 13,000円 | 型番 | 42009181 | ||
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御存知!名手Eddie Jobson参加 Jethro Tull異色傑作「A」40周年記念版 3CD+2DVD ライヴ音源/映像付 輸入盤未開封新品でございます。
未開封品でございますが、包装ビニールに破れがございます。
作品本編を含め、かのSteven Wilson(現Porcupine Tree)によるリミックス/リマスターとなります。
但し、制作当時に生じたノイズ等の処理を中心としている事がミソ。
当時に比べ雲泥の差という感が有る制作機材の違いがございますが、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは非常に興味深い名手揃い。
Ian Anderson(Vo/Flute)、Martin Barre(G)、Eddie Jobson(Key/Electric Violin ex-Curved Air/Roxy Music/U.K.、後にUKz他)、
Dave Pegg(B/Mandolin、後にFairport Convention)、Mark Craney(Ds、ex-Jean Luc-Ponty Band)となります。
プロデュースはIan Anderson/Robin Beck(後にBlack Sabbath/Lionsheart等手掛ける)。
1980年5月16~6月6日英国ロンドン/フルハム”Maison Rouge Studios”、
同バーミンガムシャー・ラドネージ”Maison Rouge Mobile Studio”使用(Ian Anderson自宅にて?)での制作となります。
また2CD/DVD:1980年11月12日米国ロサンゼルス”LA Sports Arena”公演での実況録音となります。
前作”Stormwatch”ツアー後バンド音楽性の更なるモダン化に限界を感じたIan Andersonは名手John Evan/Dee Palmerを解雇。
そして名手Barriemore Barlowがバンドの新たな音楽性に不信感を持ち、自身のバンド結成の為脱退。
前作制作中離脱した名手John Glascockが死去。ツアー参加で後任されどゲスト扱いであったDave Peggが正式に加入する事となります。
その混乱の中、バンドとしての制作は困難と判断したIan Andersonはソロ作制作に向け創作を開始する事となります。
時代は八十年代突入という時期。
シンセ含めデジタル志向の波に乗り、それに長けていた”U.K.”を解散したばかりのEddie Jobsonにアプローチする事となります。
そのEddie Jobsonの紹介でMark Craneyを起用。
更に同僚たるMartin Barre/Dave Peggを迎え創作を進める事となります。
されど、創作デモ録音を聴いたレコード会社はIan Andersonに”Jethro Tull”新作としての制作を要請。
Ian Andersonは了承し、本格的に制作を進める事となります..................................
さて今作。
そもそもはIan Andersonのソロ作として制作が始まった作品。
(Ian Anderson自体が”Jethro Tull”そのもので音楽性の主導権を握るというものではございますが........................)
”Jethro Tull”として音楽性のモダン化を図っていたものの思う様な結果が残せず、ファンが求める従来の音楽的イメージとのギャップに悩み、
更に八十年代という新時代を迎え、まずはIan Anderson自身のソロ作としてより一層のディジタル/モダン化した音楽性を提示。
聴衆の反応を窺おうとしていた感が窺えるもの。
それに長けたEddie Jobsonが鍵となりますが、テクノ/アンビエント色を持ち込んでいる事もミソ。
また当時精力的に活動していたかの全盛期”YMO”的なパートが有り、非常に興味深いものがございます。
アクの強いミュージシャン同士でございますが、トラッド系メロディーを軸に上手く音楽性を融合し洗練されたプログレ色の強い音楽が聴かれるもの。
そのEddie Jobsonが連れてきたMark Craneyのドラミングにも注目。
ジャズ/クロスオーヴァー系の非常に巧みで正確/安定した演奏がバンド・演奏/アンサンブルに影響を与えている事がミソ。
演奏/アンサンブル/音楽性共に非常に垢抜けたものとなり、Eddie Jobsonと共にバンドにディジタル/モダン化を齎すというものとなっております。
後にかのFairport Convention参加となる名手Dave Pegg初参加作でもございますが、Mark Craneyと共に非常に巧みな演奏を繰り広げているもの。
後にかの”Fairport Convention”に参加致しますが、
Jethro Tull/Fairport Convention共通する”British Trad”系リズム面の巧みさがミソという感がございます。
Martin Barreでございますが.....................
案外HR/HM色が強い演奏。
八十年代HR/HMブームに繋がる演奏が聴かれる面が有り、
後のGrammy賞HR/HM部門初設立Jethro Tull受賞という不思議な出来事に繋がる事が理解出来る感。
現在Ian Andersonとしては「企画もの」として今作を捉えている感がございますが.......................................
Jethro Tullとしては異色のアルバムでございますが、八十年代以降のプログレ系ミュージシャンの愛聴盤である事が多い作品でございます..............
そして、ライヴ音源CD及びDVD。
2CD:上記ライヴ音源。
2DVD:今作企画ミックス及びオリジナル・ミックス、ライヴ音源のDVDAudio化やライブ映像/プロモーション映像と非常に貴重なものでございます。
全てSteven Wilsonによる新ミックス等というもの。非常に良心的で出来が良いものでございます。
ライヴ音源でございますが.............................
演奏/アンサンブルの非常な巧みさや今作楽曲の再現/ライヴ・アレンジに興味が惹かれるというもの。
過去の名曲をEddie Jobsonが如何に解釈して演奏しているか?が非常な聴きもの。
またMark Craneyのドラミングにも注目でございます。
案外この時代の鍵はこのミュージシャンにあるのかもしれません。「A」に纏わるIan Andersonによる発言からも窺い知れるものでございます。
後に起用するDoane Perry(ex-Maxas)やScott Hammondという名手選考の基準となった感がございます...................
この機会に是非。