商品詳細 菊池山哉『別所と特殊部落の研究』です。戦後、自身が発行していた雑誌にまとめて発表した「別所と俘囚」「長吏と特殊部落」を、晩年に再編して纏めたもので、２篇より構成されています。タイトルこそ、別所と特殊部落が並列していますが、内容は別物です。別所＝俘囚移配地説を発展させた柴田弘武氏は、更に製鉄文化と関連させた説を唱えています。山哉の特殊部落説は、現在のアカデミックな立場からは否定されておりますが、起源を江戸時代以前の古代に求める説は、興味深い示唆が多いと思います。
凾に、一部スレ、端一箇所に切れがあります。本体小口にシミが見られます。とはいえ、経年の割に良いと思います。 
状態は画像をご覧下さい。扱っているのは、基本的に古本ですので、末尾の遊び紙に小さな古本屋の値札や、剥がし跡がついている場合がありますが、こちらは記載致しません。それ以外の状態表記とご理解ください。 
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